クラブ概要

活動趣旨

 当クラブは中学生にラグビーの活動機会を与えることで、小学生ラグビースクールの子供たちが全員地元の高校に進学しラグビーを継続してほしいとの願いのもと、平成18年より活動をはじめ平成19年にクラブ名を「南信州クラブ」とした。そして、平成26年に社会的地位の向上と活動の幅を広げることを目的にNPO法人化し現在に至っている。

NPO法人化して最初に取り組んだことは「拠点構築」。専用芝生グランドがあればいつでも使用でき、けがの防止にもつながり、土のグランドでは身に着けることが出来ないラグビーの本物のプレーを小学生から取り組むことができ、南信州地区ラグビー選手の実力が向上することにつながるとの考えのもと取り組んだ。現在三つの専用天然芝グランドがあり、小中学生及び女子の休日練習に活用している。芝生化には独自に開発した「南信州方式」という方法を用いて実施。それには二つの要素があり、一つは芝生の種類。もう一つは特殊な土壌改良剤。その二つを用いることで早く綺麗な芝生グランドができるようになった。

 次に取り組んだことは、クラブ内にラグビー以外の活動を増やすこと。現在「健康体操」・「サッカー」「テニス」「バスケットボール」「ソフトボール」の教室を開催しているが、これは、クラブのコンセプトでもある「ラグビーを軸に南信州地区のスポーツ活動全てが連携・協力する」ことにつなげる第一歩として実施している。

 平成29年からは、芝生グランド開発技術を活用し3村9保育園の園庭芝生化事業を受託しており、この地区を空から俯瞰した時に天竜川を緑色の胴体として点在した各種芝生施設が手足尾になった緑色の竜が見えることを目指したプロジェクト「グリーンドラゴン化プロジェクト」を推進している。

 また、令和4年からはSDGs17の目標の中の一つである「住み続けられる街づくりを」に狙いを絞り、「ラグビー」と芝生化に使用している土壌改良剤を用いた「有機農法」の二つで地域の活性化と中山間地の振興を図ろうと活動をはじめた。ラグビーでは今までどおり開発した芝生グランドを活用した練習試合の実施、招待試合の実施による県内・県外からの観戦者誘客を継続していく。有機農法では、まず有機農法が脱炭素につながることを広報し、当地区をCO2の排出抑制面だけではなく吸収面からも取り組む環境先進地とすることで「2050年日本一住みたい街」に近づける一助とする。次に、土壌改良剤を用いることで農作物の収量増・収穫期間の伸長・食味の向上・連作障害の軽減・無農薬農業の実現が図られることから、当地区の中山間地で新たなブランド農産物を開発し、新規就農者を含めたIターン・Uターン定住者を増やすとともに、三遠南信道を利用した県外からの購買客を増やすことで中山間地がいつまでも住み続けられる場所となることを目指す。

 

組織概要

団体名 特定非営利活動法人 南信州クラブ
代表者 木下 要弥
所在地 〒395-0804 長野県飯田市鼎名古熊1987番地5
設立年月日  平成19年4月1日(平成26年NPO法人化)
構成員数 400名
構成団体 上郷ラグビースクール、伊賀良ラグビースクール、高森ラグビースクール、南信州中学ラグビー部(南信州Jr)、飯田高校ラグビー班、下伊那農業高校ラグビー班、飯田OIDE長姫高校ラグビー部、社会人ラグビー部(タニファ)、不惑ラグビー部
事業内容
  1. 小学生・中学生・高校生・女子(Rコスモス・リミックス)・社会人へのラグビー指導育成事業
  2. ラグビー指導者育成事業
  3. タグラグビー普及事業
  4. 長野県・飯伊ラグビースクール交流試合開催事業
  5. 飯田ラグビーフェスティバル開催事業
  6. 全国女子セブンズ大会開催事業
  7. 脱炭素活動推進事業
  8. 新ブランド農産物開発事業
  9. ラグビー以外の種目教室(健康体操・テニス・バスケットボール・ソフトボール)開催事業

2022年時点